2016年4月~6月 – 港サイクリングクラブ公式サイト

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2016年4月~6月

6月19日(日)クラブラン「そばとソラを楽しむ」

神宮外苑から深大寺でそば、そして目的地の所沢航空公園でソラ、を楽しむランです。

 

 

 

所沢へは北西に進路を取るのですが、先ずは新宿から幡ヶ谷、そして大宮八幡宮と、西に走ってきました。ここ大宮八幡は東京の重心があるとの事で「東京のへそ」と言われるらしい。大きな茅の輪が置かれていて、ここをくぐると縁が結ばれ安産子育ての祈願が成就するらしく、殆ど縁の無いMCC22名が熱心にくぐっているのは微笑ましい。

  

ここから道を選びながら住宅地の中を進みます。担当は関西から期限付きで単身赴任だが、不案内にも関わらずに良く下見をしている。お蔭で11時には深大寺に到着しお昼となる。門前には多数の蕎麦屋が軒を並べていてどこに入るか迷う。好きな所へ入ってくれ!の掛け声で一斉にバラバラ。しかし集合時間にはノロノロ、ゾロゾロ。

  

  

更に西に向かい一年前に住宅地に墜落した調布飛行場を見学。しばらく待ってみたが離着陸を確認できずに、隣にある大沢掩体壕へ。陸軍の戦闘機「飛燕」などが隠されていた壕が点在している。

  

ここからは進路を北北西に取り小平の下水博物館に寄ります。台風などの水災害に備えて地下5階に直径5mもの巨大下水道が作られています。しかし下水の強烈な臭いに我慢できずに早々と出て来る人も。

  

 

天気が少しずつ崩れポツポツと来たので、最終地の所沢公園に急ぎます。公園に着いたところで雨を心配し一時解散。希望者は有料の航空発祥記念館を見学です。ここには往年のプロペラ機やヘリなど沢山の飛行機が展示され、更に空中にもつりさげられていて迫力満点、まだ行かれていない方には必見です。
所沢駅で解散は5時前。輪行組は駅で一杯!自走組は一杯一杯で外苑に着きました。

 

6月5日(日)クラブラン「信越線を走ろう」

軽井沢在住の会員による信州のラン、今回は今は無き横川ー軽井沢間の信越線の沿線を訪ねます。

前日まで?の予報で、集合の軽井沢駅には9名とちょっと寂しいが、横川から碓氷峠を越えてきた人や諏訪から和田峠を越えてきた人もいて気合が入ってます。
天気は全く問題なさそうで、駅から旧軽通りを抜け碓井峠までは、遊歩道を押して登る組と舗装路を登って来る二手に分かれ、それぞれが昼前に合流。

 

県境の熊野神社を参拝し群馬県側に入り下ります。碓氷峠は「片峠」と言われ、一般的な峠とは異なり、峠を越えると長野県側は平地という面白い峠ですね。
熊野平停車場跡はC(カーブ)80、峠はC183です。この駅では戦後山崩れで50名が亡くなるという惨事があったアブト式線路の重要な駅でした。

 

 

次のめがね橋は国の重要文化財で200万個ものレンガを人手だけで積み上げた壮大な橋梁。建設中に500人もの作業員が命を落とした難工事を経て完成されたそうです。
更に下って整備された碓氷湖、そして登り口の坂本宿、その先はもう横川関所跡です。

 

この関所は安中藩が管理していました。ゆっくりと関所跡を回っても解散の横川駅には15時過ぎには到着ここで解散しました。輪行は少なくほとんどが高崎まで足を延ばしましたが、軽井沢在住の担当者は碓氷峠を登り返して軽井沢に帰って行きました。

 

6月4日(土)ミーティング「携帯小物入れを作る」

これも毎年恒例となった創作ミーティング、今回は旅にも持って行ける小物入れを作ろうというテーマで戦いはスタート!?

 

型紙を作り布を張り付けてティッシュ入れ程度のものを作ります。
担当が用意した布はMCCに合わせて自転車柄のきれいな布。目移りして選ぶのに皆さん苦労しています。

 

 

その後は型紙を見本通りに切る作業。切り過ぎてダメにしてしまう人も出て簡単そうで意外と難しい。出来た型紙に選んだ布を糊付けし折って整えて完成。

 

担当は元幼稚園の先生、という事はMCCの生徒の作業は幼稚園生並み?たぶんそんな感じでしょう。出来たものをみんなで比べて批評会をしながら時間となりました。

 

5月22日(日)クラブラン「都営荒川線完全走破!」

一時は40路線もあった都電。今では都営荒川線が東京で唯一残された路面電車です。

  

わずか12㎞の路線ですが、その沿線は一駅一駅が違った表情を見せてくれ、近年多くのファンが訪れ休日はいつも満員。なぜ荒川線だけが残されたのでしょうか?
その謎を解くべく、全駅を訪ねる完全走破!いざ、出発進行!

 

 

 

 

集合の絵画館前には26名の多数が集合、最近は輪行せずに絵画館前集合ランだと参加がしやすいので出席者が増えるのがMCCの傾向です。見送りだけの人も顔を出します。
さて、出発直後に大事故発生!靴底が剥がれて足が出てきた!何年履いてる?
気を取り直して、新宿の学習院女子、新宿一の甘泉公園を訪ねて、始発の早稲田駅からスタート。隣駅は数々の歌に出て来る面影橋、神田川の桜の名所です。

 

 

 

 

 

鬼子母神では年に四回の市が立っており大混雑、自転車は邪魔ですね。ここの鬼という字には上の「′」がありません。鬼形ではなく菩薩型の美しい鬼の姿なので角(つの)がないのです。
雑司ヶ谷では霊園に漱石や荷風、夢二の墓を訪ね、向原から大塚の沿線はバラが満開、バラ祭りの真っ最中でした。

 

 

お岩さんの墓がある妙行寺は、歌舞伎役者や舞台俳優が演技する前の安全祈願の塔婆が供えられています。
さて、都電は飛鳥山でほんのちょっとだけ路面電車の顔を見せます。

 

 

 

 

ここでお昼。近くのスーパーに寄り思い思いのランチを買い、素敵な煉瓦作りの北区図書館前の芝生で広げて頂きました。
後半は東から南に進路が変わり梶原駅。名物「都電もなか」はここだけです。普段のご無沙汰のお詫びと、H氏が10個求めて大判振るいです。みんなで半分づつ分けてゴジラのような都電食い!
お隣の荒川車庫前には旧型車両が勢揃い。形は勿論ですが、油の匂いが何とも言えず、当時を彷彿とさせてくれました!って、当時を知ってる人がMCCにはたくさんいるので感動が波動していくんです。

 

 

 

この後は熊野前、町屋、そして終点の三ノ輪駅と、線路から出来るだけ離れないで家々の軒下を通り16時に一時解散。そして本体は30分走り秋葉原駅で解散となりました。
完全走破で分かった事!・・・荒川線の殆どが専用軌道で、交通の邪魔が少なく残し易かった、そして当時沿線にはこれ以外に交通手段が無かった事。そのために住民の熱心な存続運動があって存続したと言われています。~おしまい。

 

5月14日(土)ミーティング「海外サイクリングのお話」

MCCの行事としては過去に一度だけ海外ツーリングを行っているが、会員個別では毎年有志で海外にチャレンジしている。今回のミーティングでは、そうした最近の経験者から海外ツーリングのエピソードを語ってもらい、以降に続く人への参考にしてもらおうという企画です。

 

数年前まで毎年1か月近くもヨーロッパへツーリングに家族や会員有志を連れて行っているT会員のエピソード、アメリカに赴任していたA氏には米国のサイクリングクラブの活発な活動の様子を資料や写真で説明してもらい。ベルギーに数年赴任していたN氏からは、赴任の間に自転車旅行をした各地の様子をスライドで説明してもらいました。

 

更にフリートークではそれ以外の会員の体験談なども語られ、活発なミーティングとなりました。
 

今回は楽しい海外ツーリング!といった視点でしたが、次回は計画や準備、交通手段や現地での特殊事情など、実践的な内容にしようという提案がありました。

 

5月3日~5日 合同ラン「真田丸、信州・甲州縦断旅」

毎年GWのお楽しみ・北大阪CC(NOCC)との合同ツーリング、今年はMCCの担当でNHK大河ドラマ真田丸の舞台、信州・甲州を縦断しました。
 
東京・大阪からJR篠ノ井駅に12時集合。時間に合わせて途中から自走参加や宿直行組もあるが33名の大部隊が集まりました。

 

 

 

 

早速篠ノ井橋から千曲川サイクリングロードを南下するが、強烈な逆風で皆さん前走者の後ろに入って楽をしようと固まる。上山田温泉ではなんとコンビニにある足湯で休憩、足湯とバカに出来ない位に気持ちが良いです。そして合流者を迎え更に逆風の中、上田城址到着は15時30分。大河ドラマ館は長蛇の列で40分待ちなので見学は断念。担当者が城壁の謎や藩邸跡、かぎ型の裏路地を説明します。

 

さらに水攻めのあった神川、そして初日最後の訪問地北国街道海野宿を訪ねます。信州はどこでも見どころ満載です。

  

 
さてここまで本隊は、大部隊と強烈な逆風、そして高齢化?!のために大幅遅れ。パンクした比較的若い部類の女性をも残して、小諸の宿まで1時間を激走に次ぐ激走、だけど遅れを取り戻せないまま到着。宿直行組から冷やかせられながらも19時30分から夕食宴会となった。

 

二日目は快晴少々逆風。本日は約70km、800mの登りで清里を目指します。
早速登りにおびえた?7名は宿からバス電車を利用(早すぎ!!)。前半は千曲川沿いを遡上し佐久平へ。途中の浅間山が雄大だ。昼前に小海線羽黒下駅に到着し昼食、ここから数人は輪行を組む。
  

  

 

 

 

国道を避けた旧道は車も無く逆微風で快適な登り。小海駅手前で輪行組の電車を踏切で見送り松原湖、海尻城址を過ぎると本格的な登りに入る。

  

 

途中で道を間違えたりして輪行組の待つ野辺山駅には15時30分。JR線の日本最高地点1,345mは一転して寒い。ここから清里までウィンドブレーカーを着て一気に下る。更に今度は本日の宿「清泉寮」まで激坂を2km登りかえすが、この辺で体調異変者が出て隊列が乱れる。登るにつれて左側に敷地と建物が見えて来るが、我々の宿は最奥。まだかまだかと気持ちが萎えて来る。やっと着くと宿集合の人たちは既に温泉を楽しみお酒もたっぷりのよう。
 

 

 

これから1時間、広い館内をお風呂を探して民族大移動、空腹の極みが訪れた18時にバイキングの夕食だ。我々のために別室を用意してもらい、MCC/NOCCのイメージとは違う?、格調高い雰囲気の中、ゆっくりと夕食を楽しんだ。

 

 

最終日も快晴そして追い風となる。清里で八ヶ岳をバックに記念写真を撮り、一気に須玉まで20kmのダウンヒルを楽しむ。八ヶ岳、南アルプス、富士山までが視界の中、すばらしい!。
 

 

そしてこの辺りにも真田の足跡があり、少林寺は真田信伊の屋敷跡、そこから追い風40kmを出して最後の見学地新府城跡を訪ねる。ここも上田城同様真田昌幸の築城だが武田軍への防御が間に合わなかった城として整備されている。ここで一時解散となり数名が近くの新府駅へ、残り本隊は追い風を受けて甲府駅まで走り13時30分に到着しました。

 

3日間、前半は風に悩まされましたが良く晴れて絶好のサイクリングとなりました。この合同ランは毎年ほとんど雨になった事がありません。さて、甲府駅から北大阪CCは殆どが身延線で新富士へ出て新幹線で帰阪、MCCは駅前でほうとうを頂きながらしばし反省会となりました。

4月17日(日)クラブラン「何もないぞ!さいたま市」

立っていても飛ばされそうな強烈な南風と真っ黒な空。ランを中止してもおかしくない天候の中、集合の浦和駅に11名が集まった。

 

 

スタート前に担当から、これから良くなる見込みも無いので午前中の目的地・盆栽美術館で終了とすると話がありスタート。強風のお蔭で北浦和・与野・さいたま新都心を快調にクリア。大宮に入り氷川神社の参道を通って、大宮競輪場、大宮公園に少し寄り、目的のおおみや盆栽美術館に到着。

 

  

ここは近年外国人の訪問が急増していてニュースを賑わせている。日本よりも西欧にブームが出てきているそうだ。
元々は東京・小石川にあった盆栽業者が、関東大震災で大きな被害を蒙り、ここ大宮に集団で移転して築いた村だ。一同に会した盆栽の数々は驚く程の値段が付くそうだが、どんな基準で値が付くのか?素人目にはさっぱりだ。でも千円単位でも購入できるものもあるそうで、ペット同様に育ててみるのも楽しそうだ。
さてMCCのメンバー、みんな手持無沙汰のようなので少し早いがここで終了とした。

 

といってもここで帰るのは脳が無い。地元担当の行き付けの昭和の匂いのする居酒屋。昼から飲めるとの事でここで反省会となる。さて何を反省の材料にして飲んだのか?
輪行電車の中では、酔っ払いが大いびきだったそうだ。

 

4月10日(日)クラブラン「房総の素掘りトンネル巡り」

房総半島の中部には多くの素掘りトンネルがあり、マニアの間では人気スポットとなっています。今回はそれらを繋いで走ろうという企画です。

 

 

  

スタートはJR五井駅。出発時にタイヤトラブルと別ルートを取る2人を残して18名で出発。地元会員の入念な下見通りに養老川沿いを順調に走り上総牛久で休憩。その先の里見駅では満開の桜と菜の花の美しい黄色の中、特別編成のSLが到着。ピカピカ黒光りしたSLはよく見るとディーゼルカーですが汽笛も本物そっくりで大サービス。思いがけない出会いでした。さてここから素掘りトンネルをつないで走ります。

  

 

 

小湊鉄道飯給(いたぶ)駅から月崎駅に掛けて江戸から昭和初期に手掘りで掘られたトンネルが点在します。農業用として水路や運搬のために掘られたようで、この地の地質は柔らかく手掘りが出来たようです。入ると急に別世界に溶け込んだよう、軽自動車が一台通れるかどうかの狭い暗い道、意外と距離もあります。

  

 

さてそろそろお昼時、昼食は久留里城址下の農家レストラン・ポータル亭。名物はイノシシを使ったシビエ丼。10食しかなく、ほかの人は野菜てんぷら定食、メニューはこの2品だけです。休日の人気店ですが予約のおかげで全員が一緒に卓を囲みました。

 

ここで君津駅・久留里駅・木更津駅に向かう人と別れ、本隊は一山越えて高倉観音に寄り、更に下って満開の桜並木が続く矢那川河畔を走り、解散の木更津駅に到着。走行距離65㎞でした。

 

4月3日(日)クラブラン「春だ!桜だ!花見川」

 

年間スケジュールを決める年初の会議で、いち早くこの桜シーズンを予約、そして千葉・花見川沿いの桜並木ランを決めた。しかし天候の安定しないこの時期、果たして心配が的中し、雨・曇天のすっきりしない空模様だ。途中雨に降られた会員も含めて10名が集合の幕張駅に。早速花見川自転車道を西にはしります。

 

やがて渓谷沿いの道を抜けると、思い通りに満開の桜が迎えてくれました。快適に16㎞走り道の駅やちよで一休み。ここまで何とか天気は持ち応えています。更に進み佐倉ふるさと広場ではランドマークの風車とそれを囲むチューリップの花々が迎えてくれます。

 

少し先の印旛沼で昼食を採り、隣の北印旛沼にある房総の村へ到着、最終目的地として設定した公園です。この中には体験型の博物館、原始から現代までの衣食住・技の移り変わりを見て体験出来る施設があります。

 

 

村内では桜祭りの真っ最中。しかし空模様が更に怪しくなって来たので、にぎやかな太鼓の音に送られながらここで解散とし、それぞれ利用の駅に向かった。50㎞。



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