2017年7月~9月 – 港サイクリングクラブ公式サイト

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2017年7月~9月

9月16~18日 ツーリング「大河ドラマ直虎の里・遠州路」

   大河ドラマシリーズ第七弾は、浜松から浜名湖を回り、天浜線沿線を戻って掛川まで走ります。

 

 

浜松集合ですが、掛川から7名が自走で到着、17名で雨具を着て出発です。浜松から頭蛇寺城址 で一回目のウンチク話も横やり解説が現れ中途半端で終わる。その後旧東海道を通り浜名湖の弁天島で昼食。

 

 

ここから浜名湖サイクリングロードをゆっくりと北上し本日の宿舘山寺温泉の微妙なホテルに 到着。濡れた自転車や靴の手入れをしてほっと一息つきました。

二日目は再び浜名湖サイクリングロードに戻り、大河ドラマゆかりの堀川城址や井伊直親墓、 蜂前神社を訪ねてお昼は名物浜松餃子店へ。

 

 

 

 

有名店らしく長蛇の列が出来るがその直前に入店のためすぐに 注文が出来た。旨い!さすが名物の事はある!と全員の感想。
午後は金指から気賀の大河 ドラマ館、竜ケ岩洞、オレンジロードを経て奥浜名湖のホテル。昨日とは違って料理も設備も 満足、展望風呂からは気賀、浜名湖が一望出来ました。 夜は時間でNHK大河ドラマを鑑賞、 今日走った祝田の坂が一瞬映し出されると全員から歓声が上がりました。

 

 

 

三日目。本日は井伊家盛りだくさんのコース設定。井伊谷から始まり井伊谷宮、天白磐座遺跡、 妙雲寺は井伊家ゆかりの地、そして井伊直虎の墓、井伊家館跡、井伊谷城址と、これでもかという ばかりの井伊攻めに一同いささか食傷気味。

 

 

 

 

お昼はお目当て都田のとうふ懐石料理を予定していたが 、何と材料が売り切れであえなく撃沈!神社でコンビニ弁当とは随分にグレードダウン。
午後は 天浜線に沿って掛川方面に走る。一次解散の天竜二俣駅着。ここで駅を見学する人、近くの 城址へ向かう人、ここから輪行と自走組に分かれて掛川駅に向かう人と別々になり、夫々帰路 に着きました。

 

9月3日(日)クラブラン「遺跡現場と富士塚巡り」

さて今日のクラブランは、前日の発掘調査の現場を訪ねて都内の富士塚巡りをしようという ランです。

 

富士講は江戸時代に関東で流行った民衆信仰で、富士山を訪ねて山への信仰を 深めるという観光を伴った行事ですが、誰でもが出来るわけではない。そこで都内に 富士山に見立てた富士塚を作り、それを登った事により実際の富士山を訪ねたと同じご利益が あると信じられて、都内あちこちに作られ、実際の富士山の溶岩から作られたものもありました。
外苑から訪れたのは五分と走らない千駄ヶ谷富士、典型的な富士塚の要素があります。

 

次は新宿の下落合、昨日のミーティングで取り上げた新宿南口の発掘調査跡を通り落合浄水場の 近くの富士山。こちらは千駄ヶ谷よりずっと小振りです。さらに護国寺の音羽富士、こちらは 立派な山容だ。九十九折が細かいピッチで再現されている。お昼を挟んで駒形富士、こちらは 逆に直線階段のシンプルな登山道。しかし富士山開きに合わせて露店が出てにぎわうそうです。

 

さて、駒形からは谷根千、根津神社、池之端を抜けて聖橋の商業ビルワテラスへ。 ここも昨日ミーティングの発掘調査をしたところ。更に虎ノ門ヒルズ脇の発掘現場へも寄ります。 最後は品川富士まで足を延ばし、本日のランを終了。外苑の戻ったら二人だけになりました。

 

9月2日(土)ミーティング「遺跡調査・江戸時代の暮らし」

最近発掘調査会社へ転職した会員が、上司の調査員に依頼し、講義をしていただきました。 スクラップ&ビルドをする際に必ず行わなければならない地質調査。東京は掘れば必ず 遺跡が出てくるらしい。

 

その実例として新宿駅南口、神田淡路町、港区虎ノ門の発掘を 紹介し、どんな事がわかるのかを教えてもらった。 江戸名物の大火、これは土が黒くなっているので回数まで分かる。また江戸は海岸線が 入り江にくい込んでいて低地が多かったので、埋め立て・盛り土をするために土が 高値で取引されたようで、そんな地質もわかるとのこと。
 

 

また建物は松杭で基礎の土台を 守っていたとの事、これは確かベネチアと同じではないか?庶民の暮らしは食器類や道具類で 分かる。発掘調査は飛鳥の専売特許ではなく、意外と身近なところで先祖の暮らしを私達に教えて くれます。

 

8月20日(日) クラブラン「大山千枚田と嶺岡林道 」

千葉・上総湊駅。天気も上々、16名が駅に集合しました。
 

 

  

まずは駅から5㎞の「滝の不動尊」へ向かいます。
ここは名水で有名で、地元の人がポリタンクを担いで汲みに来ていました。無味無臭、癖がなくておいしい水でした。

 

 

 

 

ここからもみじロードの緩やかな登りを走り、長狭街道から林道に入り更に登ります。この辺は千葉の里山風景が色濃く残っていて清々しい気分です。

 

 

登り下りを繰り返しやがて目的の大山千枚田を見下ろす地点に到着です。稲を刈り取る直前のきれいな稲穂がそろい、素晴らしい里山風景です。

 

 

 

昼食はすぐ隣の古民家レストランでゆっくりいただき、午後からは南に走って嶺岡林道に向かいます。林道の入口で急坂を登る組と迂回して一般道を行く組に分かれます。
サイクリストの聖地の一つ・嶺岡林道は、安房勝山から房総南部を横切って鴨川へ抜ける尾根道を繋ぐ林道です。道は1号から4号に分かれており、今回は途中の3号線を走りました。車の走る道ではないので思い思いのスタイルで走ることが出来、道もそれなりに手入れがされていますので気持ちよく走れます。

 

 

途中の展望台からはすぐ先に東京湾の入り口・浦賀水道と行き来する船が見渡せ、しばし見惚れてしまいます。更に先に進むと急坂があり下り切るともうお終い、安房勝山駅となります。ここで一般道を走ってきた組と合流し本日のランは終了です。
時間は15時30分、まだ時間があるので本隊はここから15㎞トレインを組んで千葉方面に走り、途中駅からの輪行となりました。

 

8月19日(土)ミーティング「ラン時のトラブル対応」

今回のミーティングは、クラブランで実際に起こった故障とその応急処置について、経験者の会員から紹介し参考にしてもらうという企画です。
 

 

まずはここ数年のラン時に起きた自転車機材トラブルや事故などを実際の写真データから紹介しました。どんな状況で起き、どんな応急処置を施したかです。
次に一昨年日本一周を達成した会員からこの間のトラブルについて、幸いにもタイヤやチェーンの簡単なもの以外のトラブルは無かったと報告がありました。

 

次に数年前にクランクが途中から折れるという重大な事故が奉告されました。TAのクランクが一度ならず二度も破損、メーカーとのやり取りも埒が明かず、結論は自転車の部品で壊れないものは無いという事でした。

 

 

 

更に故障の傾向も時代とともに少しずつ変わってきているという話があり、報告の後はツーリング時に携行する工具や予備部品の展示を行いました。
また携行する理由、使い方、あの時はこう使った等の話を交え、故障修理の実技が実例を示して説明され、参加者は興味津々で聞き入っていました。

 

8月6日(日)クラブラン「この夏一番暑い街・熊谷」

関東の天気予報で猛暑を象徴するのが、熊谷・館林・太田の北関東ですね。
「熊谷では38度を記録しました~」と良くアナウンスされています。
一番暑い時期に、一番暑い熊谷を走り、果たして「心頭滅却すれば火もまた涼し」という
心境になるのか?試しに走ってみました。

 

 

 

集合の足利市駅は都心からは不便で、3回程度乗り換えが必要です。それでも18名も
駅に姿があり、更に一人はどこかで迷ってるという連絡。10時に出発ですが何か期待外れ、暑く無いのです。今年の天候を象徴するように暑さがもう一つです。
まずは駅前の渡良瀬川を渡り国史跡・足利学校へ。平安時代に創建された関東の最高学府で学徒3000人だったとか。きれいな庭園から入ると漢学の学校風景が見られます。
机には漢学に関する問題が置かれて誰でも挑戦できます。例えば、見→□・絵→□・
□→立・□→気、この□に入る漢字は?という初級問題が30問以上。70点で合格。
結構難しくて18名殆どが制限時間15分では出来ませんでした。

 

足利学校の隣には鎌倉幕府の足利家の菩提寺・鑁阿寺。国宝に指定されています。市内を散策して外れにある織姫神社にも寄りました。

 

 

長い階段を上ると足利市内から渡良瀬川が一望できます。
この頃になると陽も高く上りお約束の気温上昇、加えて湿度も高く息苦しくなったところで、予約の貸切りレストランで涼みます。お昼からは渡良瀬川を渡り対岸の太田市へ入ります。

 

  

この辺りは上杉氏、北条氏、武田氏が覇権を争って激しく戦った境目で、金山城はその
象徴的な城です。200mの上りがありますが、この辺りで気温は更に上昇し37度+湿度。
リタイア組を麓の記念館に残し、本隊は上ります。城址は小振りですがすばらしく整備されており戦国当時の城塞を見事に残しています。眺望は抜群で太田市内から利根川、四方が一望出来、ここに築城した意図が良くわかります。

  

さて、気が付けば15時、どうしても利根川に16時に着かなければいけません。大急ぎで城を後にし、意外と大きな太田駅、その南側の特異な街路、ゆっくり見たかったブラジル街の大泉を素通りし、利根川の土手に出て約7㎞をフリー走行。赤岩の渡し船の最終便が16時だと思ったら16時30分で間に合いました。一便では全員乗り切れないので二度に分け、水かさが増した坂東太郎を無事対岸へ、熊谷です。

 

  

ここからさらに忍城へ向かい始めると、進行方向の空が怪しく、急に暗雲が掛かってきた。急遽予定を変更し、熊谷駅を目指して30分。駅に着いた途端に、バケツをひっくり返したような豪雨が襲ってきた。予定変更大正解。ゆっくり輪行の準備をし駅前での反省会となりました。
足利学校、答えは「本」ですね。

 

7月30日(日) クラブラン「BMXの聖地へ 墨田川東岸」

本日のポタリングは東京の下町を墨田川に沿って南下していきます。
集合の外苑は少しパラつきましたが、一日を通して涼しいランとなりました。
 

外苑から神楽坂、後楽園を経て谷中・日暮里、さらに三河島しまから最初の目的地「ゆいの里あらかわ」で休憩。ここはこの春開館したばかりの図書館で吉村昭文学館があります。次は千住大橋を渡って「足立区スケートパーク」へ。ここにはスケートボードやBMX用のハーフパイプという設備があり、普段から若者のパフォーマンスでにぎわっている所で、BMXの聖地と呼ばれています。
  

少し見学した後、東向島のレストランでランチ。いつも行列が出来ているので12時前に
入店して大正解。我々の後は長い行列ができました。午後一番は墨東通りの
「SEIKO時計博物館」。なかなか面白く皆さん興味津々でした。

 

 

少し南下して本所の「塩とたばこの博物館」も見学。折からの夏休みで家族連れがたくさん、参加者も是非見てみたいという希望が多く、中に入ると広くて涼しく、展示もきれいで思いがけずに楽しめました。

 

  

更に南下して両国の「北斎美術館」。ここは元幼稚園の跡地で、およそ浮世絵とはかけ離れた超モダンな建物。さらっと見学するには入場料がネックで今回はパス、外から覗くだけでした。
最後は深川まで下り富岡八幡宮、深川不動尊を見学。改修工事も終わり不思議な回廊もあって無料で見学できます。

 

帰りは再び墨田川を渡り日本橋の道標で本日のランは解散、自走、輪行、反省会組に
分かれて終わりました。15名、30㎞でした。

7月15~17日ツーリング「富山のローカル路線旅」

富山県の中心街を左回りにぐるっと回る旅です。今回は友好クラブの北大阪CCのメンバーに富山出身者がおられ、案内をして頂きました。

 

 

 

集合の富山駅を15名で出発。富山と言えば売薬が有名で早速売薬資料館へ。入場券には薬売りがお土産としていた紙風船が付いていました。
そして富山湾に面した富山新港、ここにに架かる新湊大橋は船の出入りに支障が無いよう高さ50m。ここをエレベータで登り富山湾を一望出来る橋を500m押して渡ります。
渡った先の海王丸を見学し昼食。

 

午後は伏木の弁慶と義経像を見学の予定でしたが、移設中とかで行方不明。残念ですがその先の義経岩へ。ここからは立山連峰と富山湾が一望出来る筈でしたが天気の関係で見えず、写真看板で代用となりました。その後は氷見のなどに寄り早めに投宿しました。

 

2日目、予報は雨ですが、降らないうちに出発し氷見のまんがロードを通り高岡へ。ここでは鋳物資料館を見学した後、鋳物工房利三郎へ。ここは北大阪CC参加者が以前お勤めしていた工房、そのお蔭で暖かく迎えて頂き、工場見学だけではなく、工房で錫製の小皿造りも体験させて頂きました。

 

午後は高岡大仏、国宝の瑞龍寺を見学。少し登り砺波の散居村を眺めながら井波に
向かう途中で突然の大雨。暫くコインランドリーで雨宿りをしましたが止む気配も無く、予定を繰り上げて雨の中宿に向かいました。

 

 

 

3日目は昨日寄れなかった井波に戻り瑞泉寺に寄り、八日町通りの井波彫刻の街並みや工房を散策。木彫り職人の見事な作品に目を見晴らすものがありました。最後は再び富山市内に戻り、富山の薬資料館や水あめ工房などを見学して予定通りに終了となりました。

 

7月8日(土)ミーティング「小物入れを作ろう ? 」

昨年に引き続いて小物制作を行いました。今回はアウトラインステッチという方法でイニシャルを縫い、ボンドと図案を書いて、サコッシュを作ります。

 

一針一針真剣に取り組みますが、ほとんどの人が初体験なのでなかなか進みません。自分のイニシャルを縫うだけで精一杯で、とても時間内に完成品まで至りませんでした。

  

   

  

しかし簡易ボンドや手縫い針などは中々見る機会もなく、皆さん楽しく時間を過ごしました。



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